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2016.09.04

片付け豆知識

職場のストレスで鬱病。無気力状態でゴミ屋敷に。


 
ゴミ屋敷になる原因として、ADHDと並び最も多いのが「鬱病」です。
 
ADHDと並ぶと言うよりも、ADHD・鬱病を両方とも持ち合わせている人が圧倒的に多いと思われます。
 
 
ADHDは発達障害ですので先天性ということになりますが、鬱病においては全てが先天性というわけではありません。
 
もちろん先天性の場合もありますが、ほとんどの方は「社会的ストレス」が原因ではないでしょうか?
 
 
ゴミ屋敷化しやすい人には傾向があり、職業によっても偏りがあるようです。
 
「看護師」「介護士」「教師」などは非常にストレスのたまる職業であり、「システムエンジニア」は労働時間が異常なほど長くなることもあるため無気力になりがちです。
 
 
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圧倒的に多い!社会的ストレスからの無気力、そして鬱。


 
「職場の環境が悪く、過労で倒れそう。」
 
まず圧倒的に多い原因が、仕事のストレスです。
 
 
「ブラック企業」という言葉が定着していますが、過酷な労働時間やパワハラなどが原因で強いストレスを抱えてしまう。
 
そのストレスを発散できることもなく、誰かに相談しても全く改善されないし、ただの愚痴になってしまう。
 
 
日常の生活サイクルとして、このような負のスパイラルに陥ってしまうと、どうにも抜け出す光が見えません。
 
「夜遅く帰り、自宅では無気力状態。それでも朝は来て、また過酷な職場に出社する。」
 
「上司との相性が悪く、常にイビられている。同僚も自分のことで精一杯だし、自分のことで迷惑はかけられない。」

 
こんな日常が繰り返されると、どうしても鬱っぽくなってしまいます。
 
 
無気力状態になると自宅の片付けはおろか、入浴や排泄ですら行動に移せなくなることもあります。
 
仕事から帰宅して、玄関でそのまま朝を迎える。
 
「玄関でそのまま寝てしまうのではなく、体が硬直して何も考えられず、気が付いたら朝だった。」
 
弊社のお客様からはこのような声をよく聞きますし、こういう体験談は決して大袈裟な話ではないのです。
 
 
それでも生きて行くために、鬱病でも本能で食事はとろうとします。
 
食事というか、栄養ドリンクですね。
 
帰宅して、栄養ドリンクを飲むぐらいまでが精一杯。
 
実際に鬱病が原因のゴミ部屋には、栄養ドリンクの瓶が大量に散乱しています。
 
 
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鬱病を受け入れながら、働き続けるリスク


 
 
自分は鬱病かもしれないと疑っていても、実際に精神科や心療内科に行くことは、非常に勇気のいることではないでしょうか?
 
また軽い鬱病と診断されても、休職願いを出せない空気感があり、責任も感じてしまうので薬を飲みながら仕事を続けてしまう。
 
そうこうている内に完全に鬱病になってしまい、心だけでなく体が動かなくなって行き、どうしようもない状態に。
 
しかし生きているので排泄はするのですが、鬱病が深刻化してしまうとトイレまでが非常に遠いのです。
 
その辺に転がっているペットボトルに排泄したものを放置してしまい、そんな部屋は激しく汚染されて行きゴミ屋敷化します。
 
排泄物だらけのゴミ屋敷はかなり刺激的な悪臭が発生し、もちろん衛生的にも著しく汚いことから害虫も大量に発生します。
 
つまり同じゴミ屋敷でも極めて深刻度の高い空間となり、仮に休職できたとしてもそこに住み続けるかぎり鬱病は改善しにくいでしょう。
 
 
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自宅は本来寛ぐべき場所


 
私たち片付け業者はこのような深い悩みを抱えた人、その散らかった部屋を数多く見ています。
 
しかし残念ながら、私たちには職場の環境を変えることはできません。
 
またその人の真面目で悩みやすい性格を変えることもできません。
 
 
ただ1つ言えることは、「自宅は本来、寛ぐべき場所である」ということだけです。
 
 
仕事のストレスは、大なり小なり誰にだってあります。
 
その疲れた心と体をストレスから解放するのが、趣味であり、交友関係であり、我が家なのではないでしょうか?
 
全ては暮らしの中のバランス次第であり、今は浪費したエネルギーを充電する場所がないのです。
 
 
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そのゴミ部屋で過ごすこと自体がストレスになる


 
鬱病を患ったお客様の話を聞くと、「気が付いたら部屋がゴミだらけになっていた」と言われる人が多いです。
 
部屋の状態だけでなく、自分の危うさにあまり気が付いていない。
 
部屋がゴミだらけという現状に気が付かないということも問題ですが、そもそも「ストレスの溜まる部屋になっていること」にも気が付いていないのです。
 
 
無気力・・・完全に疲れ切っているので、色々なことを最後までやれません。
 
買い物をすれば、通路に仮置き。
 
食事をすれば、食器はそのまま。
 
テレビやエアコンは常につけっぱなし。
 
ちょっとした事でも行動するエネルギーが無いので、「とりあえず」が多くなり部屋の中はゴミや物で溢れかえります。
 
その結果、生活として当たり前の事が当たり前にできなくなる。
 
それ自体が地味にストレスになるのです。
 
 
クローセットから洋服を出したくても、まずクローゼットの前に置かれた物をどかさないと扉が開かない。
 
ちょっと自炊をしようと思っても、油にまみれた調理器具がシンクの中に大量に存在する。
 
浴室やトイレに行こうとも、通路に置かれた物が邪魔で、余裕を持って真っすぐ歩けない。
 
 
このような状態になると、その部屋で生活すること自体がストレスになります。
 
ストレスを開放するべき場所で、逆にストレスを溜めてしまう。
 
本末転倒ですよね?
 
 
このストレスに対し自制が利かなくなると、発狂したり器物の損壊が始まります。
 
奇声をあげたり、壁やドアを破壊したり。
 
もはや自分ではどうしようもなくなってしまうのです。
 
 
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天井と床の差が、理想と現実の差


 
自宅における室内環境のストレスは、職場に比べれば極めて地味なストレスです。
 
多少イライラすることはあっても、その危うさに気が付かない人は多いかもしれません。
 
 
そこで片付け業者としてアドバイスできるのは、自分への警告音を鳴らす判断基準を持つこと。
 
部屋で過ごすにあたり、スムーズな行動を抑制されイラッとした場合は、まず「天井」を見てみましょう。
 
 
天井というのは、間取りそのものです。
 
よく引越し直後に「自分の部屋、こんなに広かったんだ・・・」と感じることはあるでしょう。
 
天井と床を見比べて、明らかに天井が広いようなら要注意。
 
天井のスペースに比べて、床の歩行スペースが異様に小さい場合は要注意です。
 
 
物やゴミは壁際から埋まって行く傾向にあります。
 
天井と床を横から見て、極端な逆三角形になっていたら・・・
 
それは足元に色々なものが置かれてしまい、行動しづらい部屋(ストレスを抱える部屋)ということです。
 
 
天井に物やゴミを溜めることはできません。
 
その部屋の天井は、部屋の間取りを常に正しく示してくれています。
 
 
つまり天井は理想、床は現実ということですね。
 
床に余裕がないということは、現実に余裕がないということです。
 
 
生きて行く上で、当たり前のことが当たり前にできる部屋。
 
人として、最低限これは維持したいですよね。
 
このままではヤバい!
 
天井を見ることで、それに気付くキッカケになれば幸いです。
 
 
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最近鬱っぽいと感じたら


 
最近なんだか鬱病っぽいと思うようなら、自分の部屋を思いっきり片付けてみましょう。
 
もちろん鬱っぽい状態なので、自力で片付けられるほど元気は出ないかと思います。
 
家族や友人に手伝ってもらったり、片付け業者に依頼するのも良い方法です。
 
とにかく部屋の中から余計な物を排除して、かなりスッキリした部屋で暮らすと少なくともその時間だけはストレスフリーで暮らせます。
 
 
職場の環境は自分ひとりでは変えられませんし、自分の意思ではどうすることもできません。
 
しかし自宅の環境は自分次第でどうにでもなりますし、少しでも余力のある内に行動に移して欲しいと思います。
 
疲弊する環境もあれば、充電できる環境もあります。ストレス発散も極めて大事です。
 
寛げる自宅を作るのは、本格的な鬱病になってからでは間に合いません。
 
もしなんだか鬱っぽいと感じたら、誰かにサポートしてもらいながら部屋を片付けましょう。
 
既に鬱病を患ってしまった場合は、「少しでも体調が良いと感じる日」に片付け業者に即日作業を依頼しましょう。
 
強制的にでも部屋が片付くことで、自宅にいるときは今までよりリラックスできて充電できるはずです。
 
 
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≪このコンテンツの筆者≫
筆者:平良 誠 (片付けられない.com代表)
 
【筆者が取得している資格】

  • 整理収納アドバイザー1級
  • 整理収納ベーシックコーチ
  • 発達障害コミニュケーション初級指導者
  • 遺品整理士
  • 事件現場特殊清掃士

 
筆者の詳しい紹介はこちら
 
 


 

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