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2023.04.19

片付け豆知識

うつ病で片付けられない。ゴミ屋敷リセットの手順

◎こんなお悩みありませんか?
 
・うつ病で全く体が動かない。
 
・思考停止、何も考えられない。
 
・ストレスで限界、全部捨てたい。
 
・入浴や排泄すら満足にできない。
 
・原状回復する責任を感じている。

 
 
ゴミ屋敷化に繋がる病気で、最も多いのがうつ病です。
 
うつ病は現代病の1つであり、誰にでも発症するおそれのある病です。
 
そしてうつ病にはいくつかの種類があり、その原因や治療法まである程度分かってきました。
 
 
早期発見と早期治療が非常に大切なのですが、精神科や心療内科の受診は心のハードルが高いですよね?
 
また少なからずうつ病の自覚症状があったとしても、仕事を休める状態になかったり、何かしらの事情で今すぐ受診ができないこともあるでしょう。
 
うつ病という病気はその特性から、なかなかスムーズに受診までたどり着くことが少ないようです。
 
ただ適切な治療をせず放っておくと、様々な日常生活が本当に何ひとつできなくなり、やがて自宅がゴミ屋敷化してしまいます。
 
 
筆者は「医療×福祉×片付け」の重要性を掲げる、キャリア20年以上の現役片付け業者です。
 
また「うつ病アドバイザー」「発達障害住環境サポーター」「発達障害コミュニケーション初級指導者」を取得しており、うつ病と発達障害でお悩みの方に暮らしのアドバイスも行っています。

 
ここでは筆者の知識・経験を交えて、うつ病とゴミ屋敷化の関係性・解消方法について解説したいと思います。
 
 

目次

  1. うつ病のゴミ屋敷をリセットさせる手順は?
  2. うつ病は誰でもかかる病である
  3. 強い人ほど深刻なうつ病になりやすい背景
  4. ITエンジニアのうつ病はゴミ屋敷化の王道
  5. 二次障害でうつ病になるケースもある
  6. うつ病のレベルと散らかり具合の特徴
  7. うつ病のゴミ屋敷における最大のリスク
  8. ドクターショッピングで大量の処方薬が存在する
  9. ゴキブリが発生している場合は殺虫剤厳禁
  10. うつ病なら必ず誰かを頼り、全てを一任しよう

うつ病のゴミ屋敷をリセットさせる手順は?


 
うつ病を患うと「日常的なことでも動けなくなる」「何も考えられなくなる」という状態に陥ります。
 
その結果、日常生活に支障が生じ、特に片付けと掃除ができないことで、その部屋は一気にゴミ屋敷化するのです。
 
解決のために自力で何かするのではなく、今はうつ病である現状を受け入れて、迷わず家族・友人・支援者・片付け業者を頼りましょう。
 
そしてその部屋をリセットしてもらった上で、日常的な掃除を余力のある時に行います。
 
つまり片付けではなく日常的な掃除のみを考えて「綺麗な部屋の状態をキープすることに集中する」のが、今の現状でできる現実的な解決策です。
 
 
まず最初にやるべき事は、「自分がうつ病であるということをしっかり受け入れる」ということ。
 
うつ病の状態で自力で解決するよりも、周りの人を頼った方がその人たちにとっても解決の話が早いもの。
 
うつ病の人によくあるのが「誰かを頼ることに自責の念があり、しかし何もできずゴミ屋敷化してしまう」という現実。
 
不本意かも知れませんが、早めに誰かを頼ることができれば、手遅れになって余計な迷惑をかけることも少なくなります。
 
 
そして誰かを頼った後には、自分がどのタイプのうつ病かを正しく理解し、日々の片付けや掃除を余力ある時に少しづつ進める。
 
こうすることで実情に見合った、自分なりの暮らし方や片付け・掃除の再現性が見えて来るはずです。
 
 
誰かに頼った片付け作業では、今すぐ使う物以外は極力手放すことを意識してみて下さい。
 
所有量の少ないシンプルな部屋に仕上がれば、それだけ掃除がしやすい部屋ということに繋がります。

 
また片付けは意外に頭を使いますが、日常的な掃除はそこまで考えなくても作業できるはずです。
 
床に色々置いてなければ、お掃除ロボを使用するのも非常に良い方法と言えます。
 
 
うつ病の人が部屋をリセットさせるには、下記3つのステップを実行できるとスムーズです。
 

  1. 自分のうつ病タイプと、今は何もできないことを自覚する。
  2. 先に行うべき片付け作業は、基本的に家族・友人・支援者・片付け業者に全て頼る。
  3. シンプルな部屋になったら、日常的な掃除だけ自力で継続する。(お掃除ロボも含む)


 
 

うつ病は誰でもかかる病である


 
うつ病の三大要素は「憂うつ感」「おっくう感」「不安・焦燥感」です。
 
これらの症状は日常の中で誰でも感じるものですが、そのほとんどが一時的なものであり、時間と共に解消します。
 
しかしうつ病の場合は、これらの症状を放っておくと、決して改善することはありません。
 
そして初期症状では「憂うつ感」「おっくう感」「不安・焦燥感」を強くハッキリと感じるわけではありません。
 
一時的な精神的落ち込みなのか、うつ病の初期症状なのか、その判断は非常に難しいものとされています。
 
 
またうつ病は「心因性うつ病」「内因性うつ病」「外因性うつ病」に分類され、内因性に心因性が重なって発症するのが最もポピュラーなうつ病とされています。
 
 
【心因性うつ病】
⇒家族や社会的な精神的ストレスが原因
 
【内因性うつ病】
⇒先天的な内容、性格、認知力などが原因
 
【外因性うつ病】
⇒身体的な不調や脳の問題が原因
 
 

強い人ほど深刻なうつ病になりやすい背景


 
うつ病になりやすい性格として「真面目な人」「頑張り屋さん」「断れない人」が該当します。
 
一般的には「精神的に弱い繊細な人がうつ病になりやすい」と認識されがちですが、決して弱いタイプの人だけがうつ病になるわけではありません。
 
「真面目な人」「頑張り屋さん」「断れない人」は、むしろ人間的に素晴らしい人であり、社会的に地位や責任がある立派な人とも言えるでしょう。
 
実際に弊社へのご依頼においても「うつ病が原因のゴミ屋敷」に限定しますと、それなりに社会的ステータスのある人からのご依頼が多いように思えます。
 
頼りにされ続けたり、背負うプレッシャーが大きすぎたり、日々の過労が続いたりすると、精神的に強い人でもいつかは心身共にパンクしますよね?
 
このような「できるタイプの人」は集団の中でキーパーソンのことが多く、その人がいないと成り立たないという責任感から、体調の変化に気付かないふりをしてしまいがちです。
 
精神的に弱く繊細な人は日頃から「憂うつ感」「おっくう感」「不安・焦燥感」を何となく身近に感じているかもしれませんね。
 
一方で精神的に強く頼りがいのある人は「憂うつ感」「おっくう感」「不安・焦燥感」には否定的であり、これらの感覚を他人事だと思っています。
 
本来であれば早期発見・早期治療で回復できたものを、具体的な対応が遅くなることにより、うつ病は取り返しの利かない状態まで深刻になってしまうのです。
 
もし少しでも自分の変化に気付いているのであれば、こちらのセルフチェックでしっかりと自覚して欲しいと思います。
 
 
【セルフチェック10項目】

  1. 気分が晴れず、憂うつな気分がほぼ毎日続いている。
  2. 趣味などに興味がなくなり、何を見ても楽しさや嬉しさを感じない。
  3. 短期間での体重増減が激しい。
  4. ほぼ毎日寝つきが悪く、睡眠障害を感じている。
  5. 具体的な理由はないが、やたらと焦りイライラとしてしまう。
  6. 無理をして仕事や運動をしたわけではないのに、常に疲労感がありやる気が出ない。
  7. 自分に対して根拠のない罪悪感があり、自己否定感ばかりが募る。
  8. 何に対しても迷ってしまい、不安で決断ができない。
  9. 漠然と死ぬ方法を考えてしまう。
  10. 体と精神が固まってしまう時がある。


 
※これらの症状が5項目以上該当し、その症状が「2週間以上」も続くようなら、精神科や心療内科に相談することを強くお勧めします。
 
 

ITエンジニアのうつ病はゴミ屋敷化の王道


 
ゴミ屋敷化しやすい職業があり、共通して言えるのは「非常に強いストレスを日常的に抱える」というものです。
 
【ゴミ屋敷化しやすい6つの職業】

  1. 看護師
  2. 介護士
  3. ITエンジニア
  4. 教師
  5. 経営者
  6. 配達員


 
 
筆者は「現役の片付け業者」ですが、経験的にこの6つは”王道”と言えます。
 
分かりやすいのは看護師や介護士ですが、配達員はちょっと意外かもしれませんね。
 
配達員といってもルート配送・宅配業者・新聞配達員・・・色々あるわけですが、どれも結構なストレスを抱える仕事ですよ。
 
「朝早くて、夜遅い」「再配達やクレーム」「余裕のある暮らしができない」・・・この辺の身の上話は配達員のお客様からよく聞きます。
 
 
筆者の経験では、SEやプログラマーなどのITエンジニアが「最もうつ病でゴミ屋敷化しやすい職業」だと断言できます。
 
単純にゴミ屋敷化しやすい職業ということなら「看護師」「教師」なども上げられますが、「うつ病が原因」と限定すると圧倒的にITエンジニアがゴミ屋敷化しやすいのです。
 
今はテレワークを取り入れている企業も多いですが、従来のブラック的な長時間労働だけでなく、バグ修正や納期への精神的プレッシャーも大きなストレスになっています。
 
特に一度行き詰ってしまうと全く作業の進展が無いのが、ITエンジニアという職業の特徴です。
 
テレワークになってから通勤は楽になったけど、気軽に同僚に相談できなくなり行き詰ることが多くなったという声もよく聞きます。
 
またテレワークになったことで仕事も含めた日常生活にメリハリがなくなり、食事しながら仕事したり、しっかり休息がとれないと感じる人も多いようです。
 
看護師や教師もストレスやプレッシャーの多い職業ですが、個人スキルの差がそのまま社内評価や収入に直結しがちなのはITエンジニアと言えます。
 
自分の実力不足を理解している「真面目さ」「謙虚さ」「忍耐強さ」が、うつ病になることに拍車をかけているとも言えるでしょう。
 
 

二次障害でうつ病になるケースもある


 
社会的ストレス以外に、ADHDやASDなどの二次障害としてうつ病を患うこともよくあります。
 
発達障害を持っていると、どうしても失敗が続き、孤立や自己嫌悪に陥りがち。
 
そうすると自己否定感からうつ病を患ってしまい、失敗することを恐れて「完全な引きこもり」になる人もいます。
 
 
筆者の経験では、「ADHD+強迫性障害+うつ病」がゴミ屋敷化の最強パターンです。
 
片付けられず、捨てられず、無気力・・・ゴミ屋敷に成るべくして成っている。
 
ただ先行してADHDや強迫性障害で悩んでいるので、自分が健常者と違うことは既に理解しています。(性格や経験的に、現実を受け入れられるタイプ)
 
こういう人は「うつ病を受け入れて、覚悟を持って前に進む人」であることも珍しくなく、深刻なうつ病になる前に何かしらの手を打てる「実は心の強い人」である場合が多いです。
 
 
またゴミ屋敷での暮らし自体も強いストレスになります。
 
自宅は本来「外で戦ってきた自分を癒すべき場所」なのですが、帰宅後がゴミ屋敷ではむしろストレスが巨大化して行きます。
 
その結果、うつ病は悪化する。まさに負のスパイラルです。
 
 

うつ病のレベルと散らかり具合の特徴


 
うつ病には4つの段階がありますが、筆者の経験として「レベル2以上」で一気にゴミ屋敷化が加速します。
 
【レベル1】軽度うつ病
日常生活への支障は少なく、ぼんやりとしたうつ状態。
内因性うつ病が最もポピュラーであり、通院で治療できる一番軽度なうつ病。
 
≪軽症うつ病の部屋は?≫
日常的なエネルギーが無いので何をやるにも時間はかかるが、まだ日常生活に著しい支障は出ていない状態。日々の掃除は後回しになり、出したものを戻せない。部屋内も徐々に散らかってくる傾向にあり、次第に足の踏み場がなくなって来る。
 
 
【レベル2】抑うつ性神経症
晃かな抑うつ状態(無気力感・倦怠感・睡眠障害など)が数か月以上も続く。
無気力・エネルギー欠如を強く感じるようになり、食事や趣味にも興味がわかなくなる。
人によってはうつ状態だけでなく、躁状態や躁うつ状態にもなる。
 
≪抑うつ性神経症の部屋は?≫
「憂うつ感」「おっくう感」「不安・焦燥感」を強く感じ始めるため、日常生活がままならない状態。ストレスを感じる内容だけでなく、自分にとってポジティブな内容であっても興味がわかないぐらいエネルギーが欠如している。当然ながら部屋は荒れてしまい、生活ゴミを出すことが困難になる。この頃からゴミ屋敷化が一気に加速する。
 
 
【レベル3】中等度~重症うつ病
食事や入浴もできなくなり、日常生活が完全に崩壊してしまいます。
引きこもり状態になることが多く、仕事は休職もしくは退職して長期間の休息と治療が必要。
また自殺傾向が強くなりはじめ、基本的には入院が必要です。
 
≪中等度~重症うつ病の部屋は?≫
食事がとれず体重減少傾向にあり、入浴や洗濯もできないため体臭がキツくなります。
また人によっては一般的な排泄も難しくなり、手の届くところにあるペットボトルやポリ袋に排泄するなど、ゴミ屋敷の中でもトップクラスに不衛生になってしまうことが多いです。
 
 
【レベル4】精神病性うつ病
妄想や幻聴など精神病症状を伴い、絶対的に入院が必要です。
日常生活も完全に崩壊してしまい、うつ病としては最も重症なレベルです。
 
≪精神病性うつ病の部屋は?≫
うつ病だけでなく、統合失調症や認知症に近い症状を持ち合わせています。
そのためうつ状態だけでなく躁状態も持ち合わせていると、壁やドアを破壊したり、奇声を上げたりしますので、近隣住民とトラブルになっていることが多いです。そのため家族や親族によって入院の手続きが進められ、退去に伴う原状回復に莫大な費用がかかる傾向にあります。
 
 

うつ病のゴミ屋敷における最大のリスク


 
うつ病が原因でゴミ屋敷化した場合、部屋中に腐乱した生活ゴミが多く、とにかく臭く汚いのが大きな特徴になります。
 
「ADHDなどでスムーズに片付けができない」という問題ではなく、基本的な日常生活ができないため、部屋全体が腐敗して行くイメージですね。
 
当然ながらゴキブリやコバエが発生し、部屋内だけでなく玄関の外にも悪臭が漂います。
 
中程度のうつ病では身体的なエネルギーだけでなく、認識力が欠如し自分で考えることすら難しくなるので、少し体調の良い日に「気が付いたら部屋がゴミだらけになってる・・・」ということがよくあります。
 
また重度のうつ病ではセルフネグレクトに陥っていることも多く、「もうどうでもいい・・・」という自己放棄から、自分がゴミの中に埋もれていることすら問題視しなくなる人もいます。
 
問題視しないというか、もう何も考えられない。
 
いや、心と体が固まってしまうと言った方が正しいかもしれませんね。
 
 
またうつ病が原因のゴミ屋敷はボリュームが大きく、部屋内はまるで「ゴミ砂丘」のようです。
 
そのゴミ砂丘を掘り起こすと、ライターや電源コードが埋まっていますので、火災のリスクも非常に高いと言えます。
 
実際にゴミ屋敷は可燃物だらけであり、一瞬で大火災になるのでボヤ騒ぎでは済みません。
 
うつ病になると設備点検などにも対応できない傾向にあり、こういう観点からも二次災害に巻き込まれるリスクは非常に高いと言えるでしょう。
 
 

ドクターショッピングで大量の処方薬が存在する


 
うつ病で通院すると、一般的にはSSRIやSNRIなどの抗うつ薬が処方されると思います。
 
これらSSRIやSNRIは従来の抗うつ薬よりも副作用が少ないのですが、それでも副作用が全くないわけではありません。
 
それと同時に精神的に不安定な状態での服用となるので、この副作用がさらなる精神的ストレスになります。
 
うつ症状は全く改善されないのに副作用だけが続くので、担当医と治療方法に強い不安感を抱いてしまいがちです。
 
 
またSSRIやSNRIは服用の効果が表れるよりも先に副作用が出てしまうため、自己判断で薬の服用を中断し、他の精神科または心療内科の受診を繰り返すことを「ドクターショッピング」と呼びます。
 
 
ドクターショッピングを繰り返す人の部屋には、当然ながら様々な種類の処方薬が大量に存在しています。
 
私たち片付け業者が最初に注意しなければいけないことは、至る所に存在する処方薬の中から「今現在、日常的に服用している処方薬を、一番最初に確保してお客様に渡しておく」ということ。
 
ここに気付かないと作業途中でお客様がパニックになる可能性があるので、プロとして肝に銘じておく必要がありますね。
 
 

ゴキブリが発生している場合は殺虫剤厳禁


 
うつ病でゴミ屋敷化した部屋では、腐敗物による悪臭と害虫に悩まされることが多いです。
 
もしゴキブリが発生している場合、安易に殺虫剤を使用してはいけません。
 
特にバルサンやアースレッドをいきなり使用するのは自爆行為であり、その殺虫成分に苦しんだゴキブリが隣近所に逃げ行ってしまいます。
 
こうなると近隣住民から悲痛なクレームが相次ぐので、確実にうつ病が悪化する原因になります。
 
ゴキブリが大量発生しているようなゴミ屋敷は、全ての作業において専門的な技術と経験が必要です。
 
もしうつ病で苦しんでいるのなら、これ以上のストレスやプレッシャーは抱えるべきではありません。
 
それは「今リスクを背負ってチャレンジすべきではない」ということであり、経験豊富なプロに任せましょう。
 
 

うつ病なら必ず誰かを頼り、全てを一任しよう

プロ 1日で片付ける
 
うつ病にも波があり、比較的体調の良い日はあるはずです。
 
このチャンスに、1日で解決できる手段を選びましょう。
 
もし1日で解決できそうなら、家族や友人にサポートをお願いしてみるのも良いと思います。
 
家族や友人では1日完結できないようなら、迷わず片付け業者に依頼するべきです。
 
なぜならその体調は数時間後には悪化しているかもしれないですし、うつ病の人にとって体調が良い日は「たまに晴れ間がのぞく」ぐらい貴重なもの。
 
朝起きてなんとなく体調が良い・・・その時の決断ひとつで、その後の暮らし方が大きく変わります。
 
 
もし心身共に充実した人であれば、ご自身の判断基準で分別を行い、自分の思うような部屋作りをすべきでしょう。
 
しかしうつ病を患っている人が自宅の片付けに参加することは、現実的に不可能と言っても過言ではありません。
 
ゴミ屋敷化した部屋の片付け作業は、色々な判断や決断を繰り返し、自分にとっての暮らし方を客観的に見つめ直す作業です。
 
精神的に不安定な状態で、分別の判断を繰り返したり、色々先のことを考える時間そのものが、うつ病を悪化させてしまうからです。
 
今の状態では「全てを任せられる信頼できる片付け業者を選べるか?」が、現状打破の大きなポイントになります。
 
片付け業者選びの参考になるよう「プロに依頼する5つのポイント」を述べておきますね。
 
 
◎なるべく1日完結を目指す。
⇒うつ病には波があり、余裕のある時間は限られています。
 
◎本当に必要な物以外は全て処分する。
⇒所有物を徹底的に減らすことで、その後の暮らしが楽になります。
 
◎近隣に配慮した作業をお願いする。
⇒近隣からのクレームこそが、最も精神的負担になります。
 
◎日常的に服用している薬は確実に確保する。
⇒これは盲点なので、最初に確保しておきましょう。
 
◎全体を通して片付け業者に一任する。
⇒判断したり考える労力は精神的負担になります。信じて任せましょう。
 
 
うつ病を克服するには、今の環境を変えることも非常に大切です。
 
職場のストレスは退職や異動しない限り、やはり自分ではどうすることもできないケースが多いですよね?
 
しかし自宅での暮らしは、自分の意思や決断1つで今から改善できることに、早く気付いて欲しいと思っています。
 
 
うつ病の体調改善に必要なのは「休息」「薬物治療」「悪いスパイラルの根絶」になります。
 
休職できない人にこそ、せめて自宅ぐらいはストレスフリーな時間であって欲しいものです。
 
ゴミ屋敷の片付け費用は「自己防衛費」と考え、全てをプロに任せて1つでも肩の荷を降ろしましょう。
 
 
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片付けができない発達障害や病気の人の向き合い方
 
 
部屋ごと何もかも全て捨ててしまいたい人へ
 
 
部屋が片付けられない6つの職業。看護師が断トツTOP
 
 

 
 
 
≪このコンテンツの筆者≫
筆者:平良 誠 (片付けられない.com 代表者)
 
【筆者が取得している資格】

  • 整理収納アドバイザー1級
  • 整理収納ベーシックコーチ
  • 上級心理カウンセラー
  • うつ病アドバイザー
  • 発達障害住環境サポーター
  • 発達障害コミニュケーション初級指導者
  • 遺品整理士
  • 事件現場特殊清掃士

 
筆者の詳しい紹介はこちら
 

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納得してご依頼いただきたいので、無理な売り込みはいたしません。
まずは現場の状況を把握した上で、プロ目線で色々ご提案させていただきます。

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