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プロの知識教えます!片付けブログおすすめの記事
2022.08.01
片付け豆知識
ゴミ屋敷には「ゴキブリ」「ハエ」「ウジ」などの害虫が数多く生息しています。
ハエとウジは殺虫剤で簡単に駆除できますが、大変なのがゴキブリの駆除。
何処に潜んでいるかも分からないし、動き回るスピードも速く、しかも飛ぶ。
ひょっとして自分に向って飛んで来るのではないか・・・そんなゴキブリは害虫の代表的存在であります。
ゴキブリの駆除には殺虫剤を直接スプレーする以外にも、燻煙剤(煙で総合駆除)やベイト剤(毒入り餌で巣ごと駆除)を使用するという方法もあります。
根本的な害虫駆除を行うのであればベイト剤が良いのですが、ゴミ屋敷の場合は燻煙剤での総合駆除が一番効率が良くオススメです。
実際に市販薬でゴキブリを駆除してみましょう!
まずこちらの内容を用意して下さい。
【用意する物】
・プロ用の害虫駆除燻煙剤(プロ用バルサン、プロ用アースレッドなど)
・養生テープ(ガムテープでも可)
・ポリ袋
・脚立(椅子でも可)
・タオル
・ホウキ
・チリトリ
・ゴキブリ駆除のスプレー(ゴキジェットなど)
【作業手順】
1.ゴキブリの逃げ道を完全に塞ぐ。
早くゴキブリを駆除したい気持ち、ゴキブリが怖くて焦る気持ちをグッと抑えて、まずはゴキブリの逃げ道を完全に塞ぎましょう。
プロの経験上、ゴキブリを効果的に駆除できるかはこの段取りで決まります。
窓枠に隙間がないかチェックするのはもちろんですが、盲点となりがちなのが下記4か所。
少しでも隙間があるとゴキブリは次々に逃げ出し、近所迷惑レベルを超えて、ちょっとした騒ぎになってしまいます。
最悪の場合は警察を呼ばれることも・・・これだけは絶対に避けなければなりません。
ちょっとした隙間も見落とすことのないように、ポリ袋と養生テープで隙間を完全に塞いで下さい。
また「火災報知器」「ガス漏れ探知機」も燻煙剤の煙がかからないよう、しっかりと養生(ビニールで覆う)しておきましょう。
火災報知器やガス漏れ探知機が大きな音で鳴ってしまうと、近隣住民や管理会社まで聞こえてしまう場合があります。
そうするとゴキブリを駆除したかっただけなのに、その部屋がゴミ屋敷化していることがバレてしまうことも。
今は集合住宅向けの燻煙剤も市販されていますが、本末転倒になるリスクを避けるため一応養生しておきましょう。
2.部屋の扉や引き出しを全て開ける。
この扉というのは、食器棚やタンスの扉や引き出しも対象です。
特にキッチン周りはゴキブリの住みかですから、細かい扉や引き出しも全て開けましょう。
ゴキブリが布団の中に逃げるので、押し入れからは布団を出して下さい。
3.ブレーカーを落とし、燻煙剤を使用する。(素早く退出する)
ここまで来れば、あとはブレーカーを落として燻煙剤を使用するだけ。
薬剤が出たら、素早く外に退室して下さい。
4.数時間放置して、徹底的に換気。ゴキブリの死骸を回収。
燻煙剤のタイプによって待機時間は異なりますが、おおよそ1~2時間もすれば効果はあると思います。
薬剤を吸い込むと呼吸困難を起こすので、必ずタオルを鼻と口に充てて、必ず息を止めて窓を開けます。
特にプロ用の燻煙剤は殺虫成分が強いですから、当然ながらゴキブリだけでなく人体にも影響があります。
劇薬だからこそ効果が高いので、それだけ薬剤を甘くみることのないようにしましょう。
窓を1枚開けたら欲張らずに、とりあえず外に出て呼吸を整えることが大切です。
これを繰り返し、なるべく多くの窓を開けた状態で15分ほど換気します。
足元にはゴキブリの死骸が大量に転がっていると思いますので、ホウキとチリトリでゴキブリの死骸を回収。
微妙に生き残ったゴキブリもいるかと思いますが、かなり弱っていて動きが遅いはず。
手持ちのゴキブリ駆除スプレーで個別に駆除しましょう。
ゴキブリの駆除が完了したら、最後に部屋全体を水ぶきした方が無難です。
特に食器に殺虫成分が付いていると危険なので、必ず全ての食器を手洗いして下さいね。
クロゴキブリ・ヤマトゴキブリ・ワモンゴキブリ・チャバネゴキブリ・・・
日本に生息するゴキブリは数種類いますが、黒くて大きい「クロゴキブリ」と、飲食店に多い「チャバネゴキブリ」は、一般的に有名ですので見たことあるかも知れませんね。
クロゴキブリなんかは見た目もグロテスクですし、女性はクロゴキブリを見ただけで部屋に入れない人も多いのではないでしょうか?
しかしながら本当に恐ろしいのは、クロゴキブリよりも小さなチャバネゴキブリなんです。
飲食店などではお馴染みの赤茶色のゴキブリ、クロゴキブリに比べて弱そうですが、このチャバネゴキブリが何故恐ろしいのでしょうか?
このチャバネゴキブリは「耐性ゴキブリ」とも言われ、なんと従来の殺虫成分が効きません!
ベイト剤に関しても毒入りの餌を、チャバネゴキブリ自身が判断できるようになってしまったため、害虫駆除業者の間では「スーパーゴキブリ」とも呼ばれたりします。
つまり殺虫剤が効かないんです。まさに驚愕の事実ですね!
ゴキブリは古来から進化していないとか言われてますが、ゴキブリは完全に進化していると言えるでしょう。
人類における化学の最先端が開発した薬剤が、独自の対応力で耐性ができるのですから、ゴキブリの進化は物凄いと思います。
そこで製薬会社の研究により、このような耐性ゴキブリにも効くような新しい殺虫成分が開発されました。
この新殺虫剤を使って実際の害虫駆除を行ってみました。
私たちプロの経験としましては、「わりと効く」と言った感じで100%ではありません。
プロ用の燻煙剤を使い、数時間放置してから換気のために部屋に戻ってみると、たくさんのゴキブリの死骸はありますが、まだ生きて動き回っているチャバネゴキブリも数十匹ほどいるようです。
殺虫成分が全く効かないわけでなく、ダメージは受けているけど、なんとか生き残っているという感じですね。
耐性ゴキブリにも効くとされている「新薬入りのプロ用燻煙剤」を使っているので、少なからず一定の効果はあるようです。
ここで経験的にオススメしたいのが、約3週間後にもう1度同じ燻煙剤を使うこと。
可能であれば、さらに1~2週間後にもう1度使って下さい。
実はゴキブリの「卵」には、殺虫成分が届かないのです。
ゴキブリの卵は豆粒ぐらいの大きさですが、この卵1つから40匹近くのゴキブリが孵化します。
1回目の燻煙剤使用である程度の成虫は駆除できたとしても、何週間かするとありえない数のゴキブリが卵から孵化していることになるわけです。
そのような理由から、約3週間後に(全部孵化させてから)2回目の燻煙剤を使用するのが、駆除の効果が高いということになります。
イミプロトリン・メトキサジアゾン・d・d-T-シフェノトリン・・・製薬会社から色々な成分の殺虫剤が市販されていますが、燻煙剤として有名なのは「バルサン」や「アースレッド」でしょう。
現在では耐性ゴキブリにも効くとされている、プロ用燻煙剤もドラッグストアなどで市販されています。
部屋の状況に応じてどのタイプを使用されても構いませんが、ゴミ屋敷でいきなり燻煙剤を使うと、今まで見えない所で潜んでいたゴキブリが一斉に出てくることがありますのでご注意下さい。
ゴミ屋敷からゴキブリ屋敷にならないために、しっかりと計画性をもった使用を強くオススメします。
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≪このコンテンツの筆者≫
筆者:平良 誠 (片付けられない.com 代表者)
【筆者が取得している資格】
納得してご依頼いただきたいので、無理な売り込みはいたしません。
まずは現場の状況を把握した上で、プロ目線で色々ご提案させていただきます。
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