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実家の片付けサービスと保管処分
「実家がゴミ屋敷状態になっている。母親は片付ける気がなく、ちょっと喧嘩になってしまった。もう疲れてしまったのでプロに任せたい。」という問い合わせがあり、まずはお見積りということで、神奈川県横浜市にある現地までお伺いしました。
実家がゴミ屋敷。実家の片付けをめぐり親子で言い合いになってしまい、実家の片付けが建設的に進まない・・・近年、同様のお問い合わせはとても増えています。
お客様は50代の女性で、実家には80代の母親が住んでいるようです。
いきなり実家に行くとお母様を刺激してしまうので、娘さんとは実家の近くで待ち合わせして、まず娘さんに諸事情をお聞きいたしました。
だいたいの諸事情を把握した後、娘さんと一緒にご実家に伺い、お母様に自己紹介も含めご挨拶します。
家の中をグルっと見させていただき、今度はお母様の意見をお聞きしました。
お母様は世間的には高齢者になります。
80代という世代は、戦争を経験された世代であり、今とは教育そのものが違います。
戦中・戦後は物がない中で、誰もが強くならないと生きて行けない時代です。非常に厳しく教育された時代でもあります。
「贅沢は敵だ。物を粗末にするのは悪であり、捨てるのは道徳に反する。」
生まれながらにして、こういう価値観で育ちました。
またそういう時代を強く生き抜いてきた来たわけですし、家族を持って必死に娘さんを育て上げて来たわけです。
「価値観の差=時代背景の差」でもありますし、物を所有することはこの差が顕著に出ると言えます。
そこに強く生き抜いてきたという、親としての「ある種のプライド」も加味されています。
「プロの知識」や「過去の事例」を踏まえて、片付けられない.comの見解と作業プランをお伝えいたしました。
まず何よりゴミ屋敷化したご実家を、このまま放置しておくのは衛生的に良くありません。
ただ家の住人はお母様であり、ご本人が片付け作業を望んでいないのであれば、片付けられない.comとしては何もできないということになります。
片付けサービスの作業プラン以前に、「ご本人が納得してご依頼いただけるか?」非常に難しい問題が生じています。
また仮にご依頼いただけても、高齢者のため片付け作業はなかなか進まないでしょう。
最悪の場合は「作業打ち切り」の可能性があり、中途半端な仕上がりになったとしても、それまでのコストは発生しまいます。この辺のリスクもよく理解していただき、ご納得いただけた場合のみご依頼を請け負うという形になりました。
それから1週間ほど経ち、娘さんより正式なご依頼をいただきました。
やはり今のままでは良くないという娘さんの思いと、ホームヘルパーを呼びたいというお母様の事情が一致したようです。
高齢者の片付けは1つのエリアを完璧に仕上げること、お客様とスタッフが一緒に短期目標を達成すると効果的です。
疲れさせない程度に一緒に作業することで、「共同作業としての達成感」を得られ、コミニュケーションが深まります。
また同じ家の中でも「片付けたエリア」「片付いていないエリア」を体感してもらうことで、「やっぱり綺麗な方が良いな」という気持ちが生まれます。
今回はとりあえず玄関まわりのみ作業し、お母様の様子や体調次第で、後日にキッチンも作業するか検討になりました。
お支払いのリスクもあります。
高齢者の片付けは作業スピードが格段に遅くなるので、片付け自体が全然進まないものです。
それでも費用は発生すること、費用対効果に見合った結果にならない可能性があることを、お客様には何度も伝えています。
その旨をお見積書にも明記していますが、お客様にとっては初めてのことですし、イメージの相違というのは否めません。
かなり迷いましたが、失礼ながら「お支払い面のリスクが本当に大丈夫なのか?」を単刀直入に聞いてみました。
どうやらこの1週間の間に、ご家族で実家の片付けをやってみたそうです。
娘さんの旦那さんやお子さん、お姉さんまでも呼び寄せての説得と家族総出での片付け作業。
家族中からの説得は多少効果あったようですが、家族全員が片付け作業自体に疲れ果ててしまったご様子でした。
そもそも片付けに乗り気ではないお母様との片付け作業が、こんなにも大変だったとは実際に作業してみて痛感したそうです。
この難しい作業を行うのに対しコストがかかるも、最悪のケース結果が出ないのもしかたがないと納得されています。
片付け費用は親族で折半になったので大丈夫、とにかくこのゴミ屋敷問題を少しでも前に進めて欲しいと熱望されました。
スタッフ2名がお伺いし、まずお客様と作業プランを確認します。
作業プランに相違ないようですので、片付け作業に使うダンボール箱を組み立てます。
お母様のテンションが低い中、最初に玄関にある物を種類別に分けることから始めました。
「まだ捨てないですよ~」
「必要であれば取っておきますよ~」
「使いますもんね~」
何度も言い続け、お母様を安心させながらの作業です。
また作業中に共感できそうな物が出て来ると、お母様にその物の価値や思い出を問いかけて、その場を盛り上げることを徹底しました。
「これ、僕も持ってます!」
「これ便利ですよね!」
「お母様、○○されてるんですか?」
決して遊んでるわけではないですが、とにかく会話を楽しみながら作業するように心がけます。
そうすると次第にお母様との距離も近くなり、会話も増えてコミニュケーションとしても良好な状態です。
特に「趣味の物」や「思い出の物」が出てきた時には、まるで宝探しのような空気感になって来ました。
現代は情報化社会です。
若い世代はGoogleやSNSをはじめ、とても簡単に必要な情報を得ることができます。
それは無数の情報の中から「何が正しいか?」を自分自身で判断して生きているということです。
一方、高齢者はどうでしょうか?
もちろん最近ではシニア世代でも若々しい人たちは多いですし、スマートフォンを使える人もいたりしますよね?
ただ一般的な「高齢者という世代」は、自分で判断し、正しい情報を選択しながら生きている時代の人たちではありません。
誰かに教育されることが全ての時代であり、誰かの言ったことを信じて生きて来たのだと思います。
「先生の言うことは聞くように。」「先生の言うことは絶対である。」・・・そのような教育の時代であり、そのような道徳観を持つことが当然でした。
実家の片付けに言い換えれば、リード型の片付け業者もまた「片付けの先生」なのです。
若い世代は学びを自分で見つけますし、先生も自分で選べる時代です。
しかし高齢者の場合、先生は与えられるものであり、心のどこかに「先生が言ったのだから正しいはず」という思考が生じがちです。
先生の言ってることを鵜呑みにしてしまうからこそ、もしそれが間違いだった時の失望感は大きいものとなるでしょう。
お母様と少しずつですがコミュニケーションが取れるようになり、こちらが言うことにも耳を貸してくれるようになりました。
時には笑い合いながら一喜一憂することもあり、歓迎とまでは言わないまでも嫌われてはいないようです。
「片付けの専門家である」「片付けのプロフェッショナルである」という権威性はとても重要な要素ですが、それに「親しみやすい」という要素が加わることで、実家の片付けは前進して行きます。
今の段階でなによりも大切なのは、まずお母様がこちらを向いてくれること。ちゃんと向き合って話ができることが大切です。
そうなるため、私たちスタッフはあの手この手でお母様との距離を縮めて行きます。
実際に娘さんの言うことに全く聞く耳を持たなかったお母様が、スタッフの言うことは素直に聞いてくれるようになり始めています。
娘さんからすれば嬉しいような、どこか悲しいような・・・ちょっとショックだったと思います。
種類別に分ける作業が終わり、そのダンボール箱の中から「今使っている物だけ」をお母様に選択していただき、玄関に配置しました。
それ以外の物(今使っていない物)は他の部屋に仮置きし、広々した玄関の簡易クリーニングを実施。
玄関は見違えるほどスッキリ綺麗になりました。お母様も娘さんも喜んでくれています。
この仕上がりを共有することで、ようやく「お母様」と「娘さん」が向き合えた瞬間でもあったと思います。
スタッフも「これで行ける!」という気になりました。きっと娘さんもそう感じていたと思います。
ここで現実的に困るのが、「今使ってないけど捨てたくない物」の置き場です。
1階にある部屋のスペース的にも、これ以上の物を保管できる場所はありません。
お母様は2階の物に対しては執着していないようですので、言い方を選びながら2階の物は処分しないか聞いてみます。
2階の残置物を処分して、空いたスペースに1階の「使わないけど捨てたくない物」を保管するためです。
2階を納戸(保管スペース)として使うことで、物を捨てずに所有することができます。
「今すぐ使わなくても、捨ててなければ安心」という高齢者は多く、2階を納戸にするのは効果が高い方法です。
ただお母様はこの提案に難色を示し、どうしても2階の残置物を捨てたくないご様子。
どうやら2階には亡くなられた旦那様の遺品をそのまま残してあるようで、後日に遺品を整理するから、今はそのままにしておいて欲しいと言われました。
お気持ちはとてもよくわかります。ただ、作業としては困りました。
お母様は捨てなければ安心・・・そこでもう1つご提案です。
2階は部屋が2つあるので、1つの部屋に旦那様の遺品、もう1つの部屋に「捨てたくない物」の物を保管する。
元々の物量が多いので、多少は処分して行かなくてはなりませんが、これを機に遺品整理もある程度進めて行けたら良いかと思いました。
この提案は賛同していただけたので、お母様の監修でスタッフが物の配置転換を行う方向話しを進めます。
取り急ぎスタッフが2階に荷物を運んだところで、残念ですが16:00に到達。
お客様も随分とお疲れのご様子ですし、今回はここまでの作業になります。
費用はかかりますが、ここまで来たら最後までやり遂げたいとのことで、次回のご依頼もいただけました。
2階の既に荷物でパンパンですので、本日は2階の納戸を片付けることからスタートします。
現在納戸にある物は日用品の予備ばかりで、サランラップ・洗剤・ディッシュ・トイレットペーパー・非常食などの「在庫」が大量にあります。
予備を大量に所有するのは高齢者によくあることで、何かあった時に備えている安心感を買っているとも言えます。
消耗品だから複数あっても構わない。しかも低価格で買いやすい。
こういう心理が働いて、同じ物を何度も購入してしまう傾向にあります。
認知症で所有していることを忘れてるのではなく、その時の安心を買っていると言えるでしょう。
それにしても物を持ち過ぎですので、この予備の在庫をなんとかしなければなりません。
ご提案に同意していただけたので、必要性の低い物を「3日間だけ」お預かりします。
2階は1つの部屋が納戸、もう1つの部屋が旦那様の遺品を置いた部屋として仕上がりました。
1階は玄関までしか仕上がってませんので、キッチンとリビングも玄関同様に片付けます。
キッチンに関しては害虫も出ており、害虫駆除スプレーを使いながらクリーニングを実施。
2階は所有量が多いですが、1階の玄関・リビング・キッチンは非常にスッキリしています。ゴミ屋敷化していた痕跡は全くありません。
1階にはもう1つ和室があるのですが、こちらは衣類が山積みになっているだけです。
和室に関してはご家族で対応することになり、今回のご依頼分の実作業は終了となりました。
3日間の保管期間も終わり、その後の生活をお聞きするためお客様に会いに行きました。
するとお孫さんが遊びに来ていて、お母様とお孫さんはとても楽しそうに会話されていました。
お母様にその後の暮らしをヒヤリングすると、今の暮らしにとても満足されているご様子です。
娘さんやお孫さんからも、何度も感謝の言葉をいただきました。
ご期待に応えられたことは非常に嬉しいのですが、やはり気になるのは倉庫に保管してある物のこと。
「私はどうしても捨てるのが嫌で、保管してある物を見たらたぶん捨てれない。でも今の生活は快適だし、家が綺麗になったら孫が遊びに来てくれた。やはり孫には弱いのよね・・・だから私の見ていない所で、全て捨てて下さい。お願いします。」
お母様のこの発言に、娘さんは号泣です。私たちスタッフも深く感動しました。
様々なリスクがある中での作業でしたが、このご依頼を請けて良かったと思います。
お客様よりご希望がありましたので、約1か月後に無料アフターフォローに伺いました。
1階には物が仮置きされ、さすがに作業前ほどではないですが多少散らかっています。
2階は全く踏み入れていないそうで、遺品整理もまだ手つかずの状態でした。
1階が散らかる理由を、さりげなくお母様にお聞きしてみます。
お母様の主張するように合理的かもしれませんが、全てOKにしてしまうとゴミ屋敷化の引き起こす可能性もあります。
ただ片付けるのが嫌ではなさそうなので、物を出しておいて良い場所を限定し、部屋の中でもメリハリをつける提案をいたしました。
2階に大きな箱がありましたので、その箱を「よく使う箱」として1階リビングに設置。
日常で使用頻度の高い物は、全てこの箱に入れてもらいます。そうすることで何か探す時にも、まずこの箱から探せば良いわけですし、部屋も散らかりにくくなるので合理的です。
また来月アフターフォローにお伺いさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
≪このコンテンツの筆者≫
筆者:平良 誠 (片付けられない.com 代表)
【筆者が取得している資格】
納得してご依頼いただきたいので、無理な売り込みはいたしません。
まずは現場の状況を把握した上で、プロ目線で色々ご提案させていただきます。
お急ぎの方はフリーダイヤルよりお電話下さい。
メールは24時間受付
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平良 誠
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