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深刻な悩み!どうしても親が片付けられない
【事例3】
実家の片付け

神奈川県横浜市
間取り 2LDK 戸建て
作業内容 実家の片付け及び保管

「親が片付けられず、実家がゴミ屋敷状態になっている。」という問い合わせがあり、現場までお見積りに伺いました。お客様は50代女性で、実家には80代の母親が住んでいるようです。近年、同様のお問い合わせは増えています。

お客様と建物近くで待ち合わせして、まず娘さんから諸事情をお聞きいたしました。そこから実家に伺い、お母様にご挨拶。家の中をグルっと見させていただき、今度はお母様の意見をお聞きしました。

ヒヤリングの内容はこのような感じです。

事情

  • 遠方に嫁いだため、実家に帰るのは数年に1回程度。
  • 久しぶりに帰省したら、実家が散らかり放題になっていた。
  • 数年前に父親が他界し、今は母親1人で住んでいる。
  • 片付けるように言っても、母親は全く耳を貸さない。
  • 小蝿やゴキブリをよく見かける。
  • 食品が腐っているせいか、冷蔵庫周りは悪臭

娘さんの心理・背景

  • どうして実家が散らかり放題になってしまったのか、原因が分からない。
  • 母親が今の状況をどう思っているのか、全く理解できない。
  • 近隣の目もあるし、何より母親にとって衛生的に良くない。
  • 片付けて欲しいと言えば言うほど、母親との距離が生まれる。
  • 自分が片付けようとすると、全て必要と言われ、とても嫌がられる。
  • もはや母親とは確執が生まれ始めている。
  • 遠方から頻繁に来てられないし、何処から手をつけて良いのか分からない。
  • こうなる前にもっと母親に会いに来てれば・・・という自責の念もある。

お母様の心理・背景

  • 多少散らかっているかもしれないが、特に生活が不便なわけではない。
  • 基本的には全て必要な物だし、勝手に捨てられるのは困る。
  • まだ使える物や知人からの頂き物なのに、何故捨てろと言われるのか理解できない。
  • 娘の世話にはなりたくないから、余計なことは言わず放っておいて欲しい。
  • たまにしか会いに来ない娘に、いまさら色々言われたくない。
  • ホームヘルパーを呼びたいが、介護施設からも家を片付けるように言われている。
  • 足腰が弱くなり、階段で2階に上がるのが面倒。2階の部屋はほとんど使っていない。
  • 孫には会いたいし、遊びに来て欲しいと常々思っている。

お母様は世間的には高齢者。80代という世代は、戦争経験者であり、教育そのものが違います。戦中・戦後は物がない中で、誰もが強くならないと生きて行けない時代です。非常に厳しく教育された時代でもあります。「贅沢は敵だ。物を粗末にするのは悪であり、捨てるのは道徳に反する。」生まれながらにして、こういう価値観で育ちました。またそういう時代を強く生き抜いてきた来たわけでし、家族を持って必死に娘さんを育て上げてきた。時代背景での価値観の差はありますが、親としてもある種のプライドを抱くのは当然でしょう。

弊社の見解

  • お母様は今の状況で問題ないと思っている。
  • 娘さんは実家の状況を大問題だと思っている。
  • 高齢者は物を捨てたがらないので、捨てさせるのは非常に困難。
  • お母様は物を所有することで安心感を得られている。
  • 実家の片付けは、プロでも最難関レベル。
  • 仮に捨ててくれたとしても、判断スピードはゆっくりであり作業効率は悪い。
  • 少しずつしか進まないので、コストは非常に高くなる。
  • お母さんのためという動機ではなく、家族皆が喜ぶという動機にすることが大事。
  • 綺麗な部屋で快適な生活を体感してもらうと、少しずつ頑固な心が開いて行く場合がある。
  • 大切な何かを天秤に掛けることで、依存している環境から抜け出すことが出来るかもしれない。
  • 捨てない解決方法を考える。妥協も大事。

作業プラン

  • 玄関やキッチンなど、まず1か所だけ片付けさせてもらう。
  • 片付ける理由はお母様のためではなく、ホームヘルパーさんが家事代行しやすいように。
  • 分別はお母様とマンツーマンで行い、焦らずじっくりと世間話などしながら行う。
  • 片付けだけでなくクリーニングも同時に行い、作業箇所の完成度を高める。
  • 捨てたくない物は、無理に捨てさせない。
  • 基本的にはお母様の意見を尊重し、スタッフはお母様の味方であるという立ち位置。
  • 1か所の作業でもスムーズに進まない場合は、作業打ち切りで他の方法を考える。
お見積金額
総額 162,000(現金支払い)
  • スタッフ2名対応+軽トラック1台分の処分
  • 10:00〜16:00の作業。(途中休憩を含む。)

プロとしての知識や過去の事例を踏まえて、弊社の見解と作業プランをお伝えいたしました。客観的に判断すると、こちらの現場はゴミ屋敷に近い状態です。このまま放置しておくのは衛生的に良くありません。ただ家の住人はお母様であり、住人本人が作業を望んでいないのであれば、弊社としてはサポートすることは出来ません。片付け以前に、非常に難しい問題です。ご家族で話し合ってもらうしかありません。

また作業はなかなか進まないでしょうし、最悪作業打ち切りの場合であっても、コストは発生しまいます。この辺のリスクもよく理解していただき、ご納得いただけた場合のみご依頼を請け負うという形になりました。

1週間ほど経ち、娘さんから正式なご依頼がありました。やはり今のままでは良くないという娘さんの思いと、ホームヘルパーを呼びたいというお母様の事情が一致したようです。とりあえず玄関まわりのみ作業し、お母様の様子次第で後日キッチンも検討という感じです。作業に関してはこの流れで問題ないですし、あとはスタッフがどれぐらいお母様の気持ちに寄り添ったリードが出来るかどうかです。

作業以外に考えられるリスクはコスト面、お支払いのリスクです。お客様には実家の片付けが全然進まないであろうこと、それでも費用は発生することを何度も伝えています。その旨をお見積書にも明記していますが、お客様にとっては初めてのことですし、イメージの相違というのは否めません。かなり迷いましたが、お支払い面のリスクが本当に大丈夫なのかを、単刀直入に聞いてみました。

どうやらこの1週間の間に、ご家族で片付け作業をやってみたそうです。娘さんの旦那様やお子様、ご姉妹も呼び寄せての説得と片付け作業。家族中からの説得は多少効果あったようですが、片付け作業自体に疲れ果ててしまったご様子。そもそも片付けに乗り気ではないお母様との片付け作業が、こんなにも大変だったとは作業してみてよく理解できたそうです。この難しく大変な作業を行うのにコストがかかるのはしょうがないと納得されていましたし、費用は親族で折半になったので大丈夫とのこと。とにかく今、この状況を何とかして欲しい。プロの手腕にしか可能性を見出せない。それしか方法がない。様々なリスクを承知の上、今回の依頼に踏み切っているので、心配せず作業して欲しいと言われました。この言葉には弊社スタッフも身が引き締まる思いで、ご依頼を請け負うことにしました。

作業当日

スタッフ2名がお伺いし、お客様と作業プランを確認。分別用のダンボール箱を組み立てます。お母様のテンションが低い中、まずは必要or処分の前に、種類別に分けることから始めました。

「まだ捨てないですよ。」「必要であれば取っておきますよ。」「使いますもんね。」何回も言い続け、お母様を安心させながらの作業です。また作業中にも共感できる物があると、お母様に話しかけ場を盛り上げることを徹底しました。「これ、僕も持ってます。」「これ便利。」「お母様、○○されてるんですか?」とにかく会話を楽しみながら作業すること。特に趣味の物や思い出の物が出てきた時には、もはや宝探しのような空気感です。次第にお母様との距離も近くなって行きます。

高齢者に限ったことではありませんが、親しみを持てる関係というのはとても重要です。また専門家である、プロフェッショナルであるというのも、同じぐらい重要だったりします。プロの知識・技術・経験が「提案力」「説得力」に直結するのはもちろんですが、実はそれ以外にも大きなメリットがあるのです。

プロである大きなメリット

現代は情報化社会です。若い世代はインターネットをはじめ、色々な媒体から無数の情報を得ることができます。それは無数の情報から「何が正しいか?」「どうあるべきか?」を自分自身で見つけ出しながら生きているということです。

一方、高齢者はどうでしょうか?もちろん最近では高齢でも若々しい人たちは多いですし、スマートフォンを使える人もいたりします。シルバー世代・シニア世代という呼び名は、そういった人たちに適した呼び名だと思いますし、一概に高齢だからと決めつけることは良くないかもしれません。

ただ一般的には若い世代に比べ情報化社会で生きてきたわけではありませんし、今後においても誰かの言ったことを信じて生きて行くのだと思います。「先生の言うことは聞くように。」そういう道徳観を持ち合わせていますし、専門家やプロフェッショナルもまた「先生」なのです。若い世代は学びを自分で見つけますし、先生も自分で選べる時代です。だからこそ先生の本質を見極める能力が必須なのでしょう。しかし高齢者の場合、先生は与えられるものであり、心のどこかに「先生が言ったのだから正しいはず」という思考が生じがちです。先生の言ってることを鵜呑みにするからこそ、もしそれが間違いだった時の絶望感は大きいものとなります。

この辺の価値観やギャップをどう活かして行くかで、今回の結果が変わってくると思います。プロとしての質が問われるところですね。もはや純粋な家の片付け作業というよりも、心理カウンセラーのような役割になってるのかもしれません。ただ、今はそれでも良いのです。最重要事項は、まずお母様がこちらを向いてくれること。ちゃんと向き合って話が出来ることが大事。それが出来るようになるため、私たちスタッフはあの手この手でお母様との距離を縮めて行きます。

実際に娘さんが言っても全く聞く耳を持たなかったお母様が、スタッフの言うことは素直に聞いてくれるようになり始めています。実の娘が散々言い続けてきた、散々片付けようとしてきたことに反応はなく、スタッフのアプローチには結果がついてくる。娘さんからすれば嬉しいような悲しいような、少し嫉妬に近い気持ちはあるかもしれません。ちょっとショックだったと思います。

種類別に分けたダンボール箱の中から、「今使っている物だけ」をお母様に選択していただき、玄関に配置しました。それ以外の物は他の部屋に仮置きし、玄関のクリーニングを実施。当然、玄関は見違えるほどスッキリ綺麗になりました。この仕上がりに対し、娘さんもお母様も非常に喜んでいただき、それこそがようやくお互いが向き合えた瞬間でもあったと思います。「捨てていなければ、やはりスッキリしていて綺麗な方が良い。」ここがお二人の妥協線というか着地点だったのでしょう。スタッフも「これで行ける!」という気になりました。きっと娘さんもそう感じていたと思います。

2階を納戸にする提案

ここで困るのが、「今使ってないけど捨てたくない物」の置き場です。部屋のスペース的にも、これ以上の物を保管できる場所はありません。お母様は2階に対してはあまり執着していないようですので、探りさぐり2階の物は処分しないか聞いてみます。2階を納戸として使う方法で、物を所有することで安心感を持つ人には効果が高いのです。

ただお母様はこの提案に難色を示し、どうしても捨てたくないそうです。2階には亡くなられた旦那様の遺品がそのまま存在しているようで、後日お母様が遺品を整理するから、今はそのままにしておいて欲しいと。お気持ちはとてもよくわかります。ただ、作業としては困りました。お母様は捨てなければ安心、そこでもう1つご提案です。

2階は2部屋あるので、1つの部屋に旦那様の遺品、もう1つの部屋にそれ以外の物を集める。遺品部屋ではない方の部屋を納戸として使い、「今は使ってないけど捨てたくない物」は全てこの部屋に収める。この提案はご納得いただけたので、取り急ぎお母様と娘さん監修のもとスタッフが荷物の配置転換いたします。

ここまでで作業時間を超えてしまいましたし、お客様も随分とお疲れのご様子。今日の作業は終了とし、次回のご依頼をいただけました。

2日目

2階の納戸は既に荷物でパンパンです。1階のリビングやキッチンにある「今使ってない物」を置くスペースは見当たりません。ただ納戸にあるのは具体的に使う予定のない物ばかりで、サランラップ・洗剤・ディッシュ・トイレットペーパー・非常食あたりが大量にあります。これは高齢者によくあることなにですが、何かあった時に備えている安心感。消耗品だから複数あっても構わない。しかも低価格で買いやすい。こういう心理が働いて、同じ物を何度も購入してしまう傾向にあります。認知症ではなく、意味合いが全然違うのです。非常時に備えることは大切なことですが、それにしても持ち過ぎですし、2階の納戸に非常用品を抱えていても本末転倒です。非常用品をいくつか選択し、それらは袋にまとめて玄関に置いておきました。

ここで今回のご提案です。弊社としてはリスクある提案ですが、この方法に賭けてみます。

新たな提案

  • 今使っていない物に、まず優先順位を付ける。
  • その上で優先順位の低い物は、とりあえず弊社倉庫に保管。
  • 1階のリビングやキッチンの片付けを行い、今使ってないけど捨てたくない物を2階の納戸に。
  • そのまま何日か生活していただき、今使ってる物だけになった生活を体感していただく。
  • もしその生活が快適であれば、倉庫に保管した物の処分を検討していただく。

お母様も娘さんもこのご提案に同意していただけたので、3日間だけお預かりすることになりました。そしてリビングとキッチンの分別を再開し、各部屋を片付けてクリーニング。キッチンの冷蔵庫内には害虫が沸いており、冷蔵庫は分解清掃と消毒いたしました。2階は物だらけですが、1階は非常にスッキリしています。ゴミ屋敷化していた痕跡は全くありません。全ての作業が終わり、2日目も終了時間になったので帰社いたします。

その後の変化

3日間の保管期間も終わり、その後の生活をお聞きするためお客様に会いに行きました。今回娘さんはお孫さんを連れてきていて、お母様とお孫さんはとても楽しそうに会話されていました。どうやらお母様は今の暮らしにとても満足されているご様子。娘さんからも、何度も感謝の言葉をいただきました。ご期待に応えられたことは私たちも非常に嬉しいのですが、やはり気になるのは倉庫に保管してある物のこと。

「私はどうしても捨てるのが嫌で、保管してある物を見たらたぶん捨てれない。でも今の生活は快適だし、家が綺麗になったら孫が遊びに来てくれた。」
「やはり孫には弱いのよね。だから私の見ていない所で、全て捨てて下さい。お願いします。」

お母様のこの発言に、娘さん号泣。私たちスタッフも深く感動。様々なリスクがある中での作業ですが、ご依頼を請けて良かったと思います。

お支払金額
総額 340,200(現金支払い)
  • 片付け代 324,000円(162,000円×2日分)
  • 荷物保管料 16,200円 (5,400円×3日分)

無料アフターフォローにて

お客様よりご希望がありましたので、約1か月後に無料アフターフォローに伺いました。1階には物が仮置きされ、さすがに作業前ほどではないですが多少散らかっています。2階は全く踏み入れていないそうで、遺品整理もまだ手つかずの状態でした。

1階が散らかる理由を、なんとなくお母様にお聞きしてみます。

生活習慣の変化と部屋の環境

  • 生活は快適そのもの。特に問題はない。
  • 以前より家族が実家に顔を出すようになった。
  • 取り出した物をいちいち収納するのが面倒臭いし、日常よく使う物は目と手の届くところにあった方が楽。
  • 片付けるのが嫌なのではなく、この方が合理的だと思っている。

お母様の主張するように合理的かもしれませんが、全てOKにしてしまうとゴミ屋敷化の引き起こす可能性もあります。ただ片付けるのが嫌ではなさそうなので、物を出しておいて良い場所を限定し、部屋の中でもメリハリをつける提案をいたしました。2階に大きな箱がありましたので、その箱を「雑品箱」として1階リビングに設置。日常で使用頻度の高い物は、全てこの箱に入れましょう。そうすることで何か探すにもまずこの箱から探せば良いわけですし、部屋も散らかりにくくなります。お母様にはご理解いただけましたので、また来月お伺いさせていただきますね。どうぞよろしくお願いします。

納得してご依頼いただきたいので、無理な売り込みはいたしません。
まずは現場の状況を把握した上で、プロ目線で色々ご提案させていただきます。

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部屋片付け お役立ちコラム

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